夢の届け人。能代運輸
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高校を卒業して秋田市で工場の製造ラインや重機の整備の仕事をしていましたが、地元の能代市に戻って働きたいと思いハローワークで探したところ、能代運輸の荷役作業員の募集を見つけました。求人票を詳しく見てみると、今まで全くやったことがない仕事だったのでとても興味を抱き、新しいことにチャレンジしたいと意欲がわいてきました。面接で今の部長にいろいろと話を聞いた時も、「すごくやりがいのある仕事だな」と思いました。そして、面接から数日後、内定の連絡をもらって、喜んで入社することを決めました。「よし、これから新しい仕事でやってやるぞ！」、そんな気持ちだったのを覚えています。
入社後は一般的な荷役作業から始まって、1年後にはリフトの資格を取って仕事をするようになり、トラックで近場の工場へ資材を運ぶ作業も行いました。3年後には移動式クレーンの資格も取って仕事の領域が広がっていきました。また、このような業務と同時に、火力発電所業務として石炭船内での石炭の荷揚作業にも携わっています。1年目に合図員を担当するようになって、6年目から作業指揮者になり、そして今年から船内作業全般を統括するフォアマンとして責任ある仕事を務めています。石炭船内での仕事を行うには、小型船舶や船内作業主任者の資格が必要で、転職してから多くの資格を取得できました。
初めて経験する仕事はどれも興味深いものばかりでした。重機一つにしてもすぐに乗れるわけではありませんが、免許を取得して、先輩から教えてもらって、やがて一人で現場に行って仕事を任されるようになると充実感がありました。毎日、違う重機に乗って仕事ができることも楽しさを感じました。ただ、楽しいばかりでなく、難しさも経験してきました。たとえば、石炭船内の作業では、硬い石炭もあれば、冬場は凍った石炭もあり、いろんな対応が求められます。フォアマンとして指示の出し方やコミュニケーションの取り方も重要です。しかし、そんな難しさを乗り越えていくところに大きなやりがいがあります。
重機を使用した荷役作業でも石炭船内の作業でも危険と隣り合わせなので、全ての業務において常に安全第一を徹底して、みんなが事故なく、怪我なく、無事に仕事を終えることが第一の目標です。フォアマンという責任ある立場なので、これを強く意識して行動していきたいと思います。プライベートでは青ヶ島に行ってみたいです。東京から南へ350㎞離れた島で、YouTubeで見てすごく興味を持ちました。家族みんなで青ヶ島に旅行したいですね。最近、我が家ではミニチュアダックスの子犬を飼い始めて家族の人気者です。やっぱり家族みんなが笑顔で健康で幸せに暮らすことが、プライベートでの一番の目標です。
「さて、どこに届けようか。自分の夢」
